駅伝大会初参戦、第一走者として不甲斐なし!穴があったら入りたいっ!!
どうも、Ganyです。
末っ子が通う幼稚園の保護者有志で参戦した隣町の市民駅伝大会で、第一走者を任せられました。
駅伝は初参戦なので勝手もわからず第一走者を引き受けましたが、今大会最長区間の1区はエース級がエントリーすることを当日まで知りませんでした。
7〜8分@km程度で楽しく走りましょう!の甘い言葉につられて出場しましたが、よもやよもやウチ以外はガチ勢の皆様。
1区に至っては県代表クラスのランナーが名を連ね、同行した娘ちゃんも「あのこ、●●中学でめちゃ早いコ」と解説してくれて場違い感満点。
チームメイトの皆も、「1区相当ヤバいよね」と呟くほど有名選手揃い。
チーム監督の「あそこのチームはせいぜい6分@km平均だから大丈夫!」
の言葉に平均でしょ?ここ1区よ?と不安を隠せずも多少安堵しつつ、スタートの時を待ちました。
内心は「小太りなおっさんもいるし、結構イケんじゃねーの?」
なんて余裕をぶっこいてアップに励みました。
もう戦いは始まっているのです、ピリピリしながらもチームの皆に励まされ程よい緊張感の中、スタートラインに並びます。
戦闘態勢もヘアスタイルもばっちり、いよいよスタートの号砲が鳴り響き戦いの火蓋が切られました。
よしイクぜ!
スタートダッシュをかましたものの、いきなり後方集団…。
え?マズい、マズいぞオレ氏!
このままでは、足の遅いコが皆に励まされゴールする時のような大盛り上がりの中でタスキを渡さなければならないじゃないか!
がしかし、時計を確認すると
3分@km台ペースwww
え?後方集団でこのペース?アホなの?(オレが)
今まで経験したことのない異次元のペースです。
自称トライアスリートですが、完走目標な底辺のぼくが住んでる世界じゃありません。
が、このままここで潰れるワケには行きません、なんとしてもタスキをつなぐのが責務。
ペースを落として最後尾から後方集団を追走します。
それでも4分@kmペース…。
あのね、残念ながら個人目標は5分@km台なんですよ、ネットで市民駅伝の平均ペースを調べてみると、そのペースなら平均らしいとのことだったので中間グループでスマイルフィニッシュ!する予定が…。
「平均」という言葉が本当に嫌いになりました。
ぼくにとって明らかにオーバーペース、レベルが違います。
うさぎとカメです、かの物語は最後にカメが勝ちますが、現実はそうはいきません。
カメはカメです。
最後尾車が後ろにぴったりついてきます、「そろそろやめとく?」
と幻聴すら聴こえて来ます…。
満身創痍ながら、不思議とどこも痛みませんが、既に心だけは重症レベルに痛んでます。
このままICUに直行したいほどですが、そんな姿を我が子に見せるワケには行きません。
オレはオレの責務を全うする!
タスキを次につなぐ!!
たかが4km弱のフラットな区間ですが1.5kmを超えたあたりで限界を超えてました。
前を走る選手は遥か彼方、もはや気力で走りきるしかありません。
フォームやらヘアスタイルを気にする余裕は全くありません、鼻水がタレてようとどうでもいいレベル、ただ息を吐いて吸うを繰り返す吸排気マシーンです。
所々で無惨なぼくに声援をくれる沿道の皆様に励まされ、果てしなく遠く感じる中継所を目指します。
見晴らしのいい田園地帯区間、ラスト1kmでいよいよ中継所が見えてきました。
とっくに脚を使い切っていて、まるで砂漠の蜃気楼を見ているかのように朦朧とする意識の中、すでに誰も居なくなりチームメイトと数名のスタッフしか残っていない中継所を目掛けて走り続けます。
盛大にアドレナリン放出中につき、終盤も故障箇所は微塵も痛みを感じませんw
ただ1秒でも早くタスキをつなぎたい一心でした。
「ゴメン、がんばって」と精一杯の言葉とともに握りしめたタスキを手渡し、第二走者がスタート。
ぼくは路肩の鉄板に体を放り投げ、「7〜8分@kmペースで楽しみましょう」「あそこは6分@km程度だから大丈夫」と言い放った監督に「話が違うっ!」
と、いちゃもんをつける元気は残しておきましたwww
以降前半4区間(全8区間)のチームメイトの応援に周り、挽回不可能な差をつけれられ最下位でタスキをつないだことを詫びて周ったのは言うまでもありません。
第一走者として不甲斐なし、穴があったら入りたいっ!
煉獄さん風にキメてみても子どもは残酷です。
「パパめっちゃ遅かったじゃん」
言葉の凶器です、グサグサ刺さります。
とはいえ、おかげで我が子がスポ少の大会なんかで負けた時、かけるべき言葉が見えた気がします。
それが分かっただけでも収穫。
残念な結果だけど、これが今のパパの精一杯です、ベストを尽くし自身の目標はクリアしました。
スタート〜1キロは、3分@km台の自己記録更新。
ぼくはストラバで記録管理してますが、4つほど自己記録を更新してましたwww
ご一緒させて頂いた第一走者の皆様本当にありがとうございました。
あなた方の後ろ姿は忘れません、と言いたいところですが、ほとんど見てないので覚えてません。
区間トップの方の記録なんてヤバすぎですw
チームの皆には申し訳ないけど清々しさまで感じています。
総合でも最下位でしたが、とても良い思い出になりました。
大会終了後に聞いた話ですが、参戦経験ありでメダルを獲得したことのある知人曰く、「あの大会の第一走者だけはレベルが高すぎて拒否ってるw」とのこと、明らかにナメてましたすみません…。
大会終了後、リザルトを穴が空くほど眺めながら必死に分析し、言い訳の理由探しをしていたのは言うまでもなく、そんな自分の情けなさに泣けてきました。
とはいえ終わってみればいい思い出です、これを糧に、また機会があればチャレンジしてみようと思う今大会恐らく最高齢のアラフィフオヤジでした。
おまけ:
今回レースシューズはナイキ ズーム ペガサス37。
履き慣れたボメロと悩みましたが、ペガサスに全てを託しました。
違和感なく脚に馴染みぼくにとっては想定外のハイペースな展開にも素直に反応し全く足元に不安を感じませんでした。
クッションも抜群、適度な反発力でぼくレベルにありがたいスピードも維持できました。
結果、新たなケガもなく、故障中の各部位の症状が悪化するでもなく、ただただ不甲斐ないぼくの1歩1歩をサポートしてくれました。
さすが初心者の味方ナイキ の定番モデルです!