ミュージシャンになりました笑
大変ご無沙汰しています!
気が付けば約9カ月ほど更新も滞っていましたね?
まあ色々ありました、動物愛護活動も本格化してとある団体の法人化にも携わったり、本業ではまったく儲からない講演を何度してきたことか…でも少しは夢と希望をあたえられたかな笑
で、タイトルの通りなんだけど、
去年、高校時代にバンドを組んでいたメンバーのひとりと飲みの席で、この歳で再結成するか?
みたいな話になれば、そりゃ盛り上がるよね笑
その流れから口だけで30年ぶりにバンド再結成と相成りました。
最初は冗談のつもりだったけど、顔を合わせる度に「メンバーどうする?」みたいな話になるわけです。
現在メンバーは当時VoだったぼくとDrのふたり。
ほかのメンバーは遠方に暮らしていたり復帰は難しく、ギタリストとベーシストは探すしかない。
めぼしいやつには声かけてみたけど、皆それぞれの事情でなかなかメンバーが集まらない。
方向性は当時と同じジャンルの楽曲をメインに、アラフィフメンバーで今どきの楽曲をコピる程度の軽いノリ。
で、当時のジャンルが問題なんだけど…
HM/HRってしってる?
ヘヴィーメタル/ハードロックという、今じゃ絶滅したといっても過言ではないジャンル笑
いやいや絶滅なんてしてないんですけどね、日本にだってすげえバンドは沢山いるし、ただあまり今の日本のミュージックシーンではメジャーじゃないだけで、その魂は脈々と受け継がれてるのですよ。
※女子はがんばってるけどね、男子もがんばろーぜ!
そんなわけで同年代のメンバー候補に声をかけてみる。
わし「バンドやらない?」
候補者「まじか?なにやるの?」(少しときめく)
わし「ヘビメタとかハードロックとか…」
候補者「いやむり、ほか探して」(だださがる)
わし「ちょ、えっとイマドキの曲とかもやるよ!」
候補者「いやむり、ほか探して」(拒絶反応)
もはやヘヴィーメタルとかハードロックという死語キーワードが出た時点で即拒否反応がでます…
まーねー、ですよねー
一般的には毛嫌いされるジャンルですからね、特に日本では笑
基本的なヘビメタ、ハードロックバンドの構成は、
ボーカル1、ギター2、ベース1、ドラム1
の5人構成。
なのでギターがあと2人とベース1人、計3人必要なのですよ。
人手不足の波はこんなとこまでおしよせてますな、そんなわけでメンバー探しは困難をきわめています。
そんな矢先に、我がドラマー君から、
Dr「そーいえばおまえ、ギターひいてなかった?ピンクのギターもってたよね?」
わし「ああ、そーだねー、でも下手すぎてボーカルに専念させられたじゃん」泣
Dr「全然ひといねえし、そんなガチでもないからさー、このさいギタボやれば?」
わし「えええ?いいのか?わしにギター弾かしてもらえんの?」
Dr「いいよ、そーすればあとはリードギターとベースさがすだけだから一人減るじゃん」
わし「そーねー、OK!」
そーなんです、私元々はギタリスト志望だったんだけど致命的に下手すぎたんですな笑
なので、ギター1本担いで
わし「うぇーい、ギター探してんでしょ?おれやってもいいよ?」
ギター募集中のバンドマン「まじ?ちょっと弾いてみて」(少しときめく)
わし「OK(ぴろっぴろっつつつがじゃー〇×△■§¶…)まあ、いまはこうだけど練習するし!」
ギター募集中のバンドマン「ほかいけや」(拒絶反応)
って感じで当時ギタリストとしては誰にも相手にされなかったのですよ。
そんなぼくがバンドをやれたのは、ヘビメタとかハードロックってハイボイスなボーカルに需要があったから。
イメージしやすいのは X Japan の Toshiさんあたりなら知ってる方も多いかな?
声高っかいでしょ?
ぼくは当時珍しかったハイボイスで歌えたボーカルってことで、はれてバンドマンになれたのですよ。
ただしギタースキルはポンコツだから歌だけ歌っとけとのご意見が多く、泣く泣くボーカル1本でやってきた経緯がございます。
大昔のことだし、きっとDrの彼もそんなこと覚えてないんでしょうね笑
当時Poisonというハードロック(当時LAメタルとよばれていた)バンドのギタリスト”C.C. DEVILLE“にあこがれて、なけなしのバイト代をつぎ込んだド派手な蛍光ピンクのB.C.Rich C.C. DEVILLEシグネチャーモデルを愛用してたから、彼にはその印象だけが残ってたんだろーなー
→そーいえばピンクのギターもってたな?多分弾けんだよな?という程度の発想なんだと思う。
派手で目立つギターだったけど、奏者の腕とマッチするとは限らないんだぜ笑
ちなみに当時ぼくのギターヒーローだったPoisonのC.C.Deville(CCデヴィル)さんはこちらの方↓(最近のご様子)。
出典:wiki pedia
あまり評価されてないギタリストだと思うけど、めちゃくちゃかっこいいです。
技術がどうこうじゃなくて、聞いててハイになれたし色んなセンスの塊だったと思う。
毎回ド派手なB.C.Richをとっかえひっかえ弾いていて、最近は↑画像のVが多いみたいだけど、めちゃくちゃ憧れたギターヒーローのひとりでした。
ぼくがはじめてバンドに入ってボーカルを担当した思い出の曲も、Fallen angel/Poison。
まだメタルにどっぷりつかる前ですな。
このPVでもちょいちょい登場してる蛍光ピンクのST-CCがたまらなくかっこよくて、手に入れた当初は一緒に寝てたくらい笑
(このST-CCだけは手放せず、未だに木くずとなってリフィニッシュを待っています。)
CCの様なギタリストになりたかったけど、当時の地方都市はシャイボーイが多数派でライブでフロントに立ちたい人はマイノリティな時代、ボーカル需要が多すぎてとてもギターの練習なんてできなかったしなー。
てかぼくもシャイなんだけどね笑
で、同じくPoison の曲、I Won’t Forget Youのギターをぼくが弾いてレコーディングすることになったけど、そのプレイがひどすぎて「ギターは弾くな」とメンバー全会一致で可決された経緯もあったり笑
そんなわいがまたしてもギターボーカルを?
まあでもいいや、バンドでギターを弾かせてもらえるならこの際これ以上喋らんでおこう!
練習すればいいし!(←当時とまったく同じ思考…)
亡き親父の形見のレスポール(ワインレッド)と中古で買いあさった安ギター達
どれもお気に入り
バンドでギターを弾けるってのがぼく的にツボなんですよ。
別にギター弾きたきゃ一人でも自宅でも弾けるんですよ、誰に遠慮するとこもない。
好きな楽器を弾くだけなら、バンドじゃなくてもいい。
でもね、ぼくはライブで信頼するメンバーと一緒に演奏して、オーディエンスの皆とその場の空気を楽しみたいのですよ笑
きっと自己顕示欲の塊なんでしょーねー。
ってゆーか生で一番近くで皆の演奏を聴いてたいのもあって歌ってた。
ソロより苦楽を共にしたバンドメンバーと一緒にやりたいんです。
完全にわがままですね、こどもですね。
それがかなわないなら、別にいいやっておもってました。
カラオケ好きな末っ子と二人でカラオケボックスいって大騒ぎする程度で満足してた笑
それでロックからは遠ざかっていた。
昔ロックスターを目指して上京した若かりし頃、大手レーベルのプロデューサーからスカウトされたことがありまして。
「気に入った、デビューさせてやる」と言われ、気分は長距離バスで都会に降り立ったアクセルローズですよ!
(元ネタ分かる方、仲良くしましょう)
めちゃくちゃ舞い上がって「メンバーに報告します!」といったら、
「いや、メンバーはこっちで集めるから、きみだけでいい」
…は? ですよね?
その後も、
某大物演歌歌手の付き人をやらないか?
いずれデビューできるよ?
なんてお声もかかりました。
ウチに入れば(→反社)某超有名バンドのフロントアクトできるかもよ?
とかそんなお話ばかり。
そんなのロックじゃない…ってゆーか誰一人ぼくらの音源をまともに聞いてない!
つまり音楽で世間を動かせる器じゃなかったんよね…
そして悟りました、そーゆー世界があるんだと。
※今性加害で世間を賑わせてる事務所はまったく関係ないですよ笑
それ以来ぼくはロックスターになる夢を諦めました。
今思えば人生最大ビッグチャンスを何度も逃してきたことは言うまでもありません。
考え方ひとつでべつの選択肢もあったと思う。
まーでもぼくにとってバンドはそれくらい大事な存在なのです。
ぼくらの音楽を認めてほしかった。
ひとりじゃなくてバンドで演るのがぼくのロックだった!
これがね、ロックから離れた一番の理由。
あれから30年の時を経て、再結成という言葉によってあの頃の記憶が昨日のように蘇ってきたのですよ。
当時はロックが生活の中心だった。
一度ライブを味わうと、やみつきになるんだよなー
会場の雰囲気、一体感、あの感覚は言葉で言い表せない。
好きなアーティストのライブもめっちゃ楽しいけど、やっぱり演る方にいたい!
それがこの歳にしてまたできると思うと、失禁しそうなほどアガります。
とはいえメンバー足りてないんでね、
のんびり探しますよ、動きだせば何かがかわるもんです。
そんなわけで、
自称ミュージシャンになりました!
じつはウチの亡き父もミュージシャン崩れで、自宅にはなんと防音室が笑
長らく倉庫になってたけど一角を片付けてスタジオにしたので、隣近所に迷惑をかけることもありません。
おかげで生きる目標がひとつ増えた。
先日ふと思い出して昔ベースを弾いていた同級生に声をかけてみたら、意外にもときめいちゃって笑
今夜ミーティングです、果たして新メンバー加入なるか?!
追記:無事ベースマン加入!残すはテクニシャンなリードギターのみ!!!
メンバーが揃ったらライブだな、残りの人生、精一杯ロックするぞー!
なのでブログの趣向も変わるけど、これまでの記事は残しておくので何かの参考になれば幸いです。
追悼
先日BUCK-TICKのボーカリスト、櫻井敦司さんが亡くなりました。
日本のミュージックシーンに大きな影響を残し、少なからずぼくもその影響を受けた者のひとりです。
心より哀悼の意を表します。
今だから言えます、あたの様には輝けないけど、あなたの様に最後の瞬間までロックしていたい、
どうかやすらかにおやすみください。