#6,アイアンについて
アイアンへの挑戦と「力み」の記憶
ゴルフを再開して最も大きな壁はアイアン、特に6番、7番のミドルアイアンだった。
過去の記憶では、アイアンは「打ち込む」「力がいる」という固定観念があったかもしれない。
再開直後の練習では重いX-18で腕がすぐに疲労し、ミスが連鎖した。
私の長年のスイングの癖(力みと手打ち)が、アイアンで特に顕著に出ていたんだと思う。
ROGUE STARアイアンとZELOS 7シャフトの導入
X-18からカーボンシャフトのNVGに持ち替えたら、動かなかった腕が上がって普通に打てたから、シンプルに重さがネックだと分かった。
そこで、Aiに相談しカーボンシャフトにチェンジしようと聞いてみたところ、意外な答えが返ってきた。
むしろX-18を使い続けるべきだというのだ。
もちろん無理に使えというわけではない、
「今のあなた(私)にはアイアンを使うゴルフ筋が十分に戻っていない。これが戻るまではムリせず疲労するまえにカーボンに切り替えて負荷を減らすのはいいが、以前の良い記憶を呼び戻すにはX-18が最適だ」という分析だった。
これには驚いたが、確かにミートした時の快感はあの当時を鮮明に思い出させた。
なのでしばらくそのように練習していると、練習効率があがったように思う。
とはいえ、それで本格的な練習の時間が削られるなら、この機会に若干の追加投資をして効率アップを図ることにした。
AIと相談し、色々な候補から絞り込んでいくと、案外あっさり絞られた。
アイアンはセットなので、単品にくらべ高額になりがちだが、なかでもリーズナブルに最新アイアンに引けを取らないハイコスパな飛び系モデルをチョイス。
満を持して「重さ」というスイングの枷を外すための戦略的投資として、X-18の系譜からROGUE STARアイアンを選択することにした。
ROGUE STAR S N.S.PRO ZELOS 7
見た目は良くも悪くもX-18に似ているw
今もX-18の7iを同じバッグにいれて、時々矯正の確認につかっているので、つい間違う。
以下AIによる分析
ROGUE STARは、360フェースカップとウレタン・マイクロスフィアを搭載した「飛び系アイアン」だ。
AIが推奨した通り、ミスへの許容度が極めて高いらしい。
シャフトには、リリース当時としては異例の軽さであるN.S.PRO ZELOS 7(約74g)を選択。
AIが分析した結果、この軽量スチールが、X-18の重さから私を解放し、体への負担を最小限に抑えるための最適解だった。
「長尺化」が力みを解消した
初めてROGUE STARアイアンを握ったとき、私は正直不安だった。
なぜなら、X-18よりも長尺になっていて1~2番手長くなったように感じたからだ。
しかし、驚くべきことにこの長さこそが、私のスイングを矯正した。
クラブが長くなったことで、逆に「手で操作しようとするとミスになる」という厳しいフィードバックを体が受けていた。
その結果、手元の力を抜き、体幹の回転で振るように矯正された結果だと思う。
なんとなく脱力、クラブに仕事をさせる感覚が掴めるようになると、すぐに良い結果がではじめて、短期間でこれだけ成果があったなら、コスパは抜群だったと認めざるを得ない。
AIが指摘した通り、長尺は遠心力を増大させる。
力感7割で振っても、シャフトの長さがヘッドスピードを稼いでくれるため、飛距離と再現性が両立した。
こいつのお陰で 以前は苦手だった6番、7番アイアンが、「嘘のように打ちやすいクラブ」に変わった。
これは、クラブの優しさだけではなく、「クラブが長くなったおかげで、私のスイングの癖(力み)が消えた」ことを示していると思う。
アイアンは「力」でなく「再現性」
ROGUE STARアイアンは、私にとって単なるクラブではない。
それは、「力で叩く」という誤った古いゴルフの解釈から私を解放し、「再現性という名の軽快さ」を教えてくれた先生だ。
今後は、このクラブをフィジカル回復のバロメーターとし、ミート率のさらなる向上に専念する。













