#8,【究極の合理性】ゴルフ復帰でなぜ私は「ROGUE STAR」と「EPIC MAX FAST」でセッティングを固めたのか?(費用対効果MAX)
20年のブランクと「最初の大きな誤解」
復帰の動機: 健康維持、老化防止、そして知的探求心。ゴルフを人生後半の「一大プロジェクト」として再スタートした。
最初の課題: ドライバーは「力めば飛ぶ」、アイアンは「打ち込む」という古い常識と、それに伴う「力み」が最大の敵だった。
初期の迷い: どのクラブが自分に合うか、情報過多で迷った。
紆余曲折の軌跡:合理性を追求した3つのフェーズ
クラブの選定は、見た目や感情ではなく「データと役割」で決めた。
実際、今は絶対的な信頼を寄せいているEPIC MAX FASTシリーズの見た目は、当初ぶっちゃけまったく好みでなかったが、使っているうちに超美人にしか見えなくなった。

フェーズ A:力みを排除する「ウッド系の革命」
課題の特定: ドライバー(1W)への「飛ばす義務感」が、スイング全体を崩していた。
初期の選択(破棄): 安定しないROGUE STAR 1W/5Wを排除。
最終的な最適解: EPIC MAX FAST 3W/7W (Rシャフト)を導入。
理由: 「クラブが軽く、オートマチックにつかまる」特性を最大限に利用し、力みによるフックやスライスを防ぐ。7W(21°)は地面からの高弾道という、最もスコアに貢献する役割を担う。
結論: 「エースは3W(低ティー)で十分」という、OBリスクを最小化する戦略を想定。
同伴者には嫌がれるだろうなとは思いつつ、そこは私の流儀に従おうと思う。
フェーズ B:スイングの土台を築く「アイアンの軽量化」
課題の特定: 重いスチール(X-18)による腕の疲労と、スイングの連動性の欠如。
最適解: ROGUE STARアイアンにN.S.PRO ZELOS 7(74g)の組み合わせ。
理由: 軽量化とROGUE STARの寛容性が相乗効果を生み、「力感7割」のスイングで、ミート率を劇的に改善。長尺設計が、手打ちを防ぎ、体幹主導のスイングを強制的に矯正した。
フェーズ C:スコアを守る「ショートゲームの精度化」
課題の特定: グリーン周りの大叩き(ザックリ、3パット)リスク。
最適解の構造:
- ウェッジ: Cleveland CFX 48°/56°を導入。ハイバウンス・キャビティ構造が、アマチュアの最大の敵であるダフリを徹底的に吸収する「防御兵器」となる。
- パター: O-WORKS RED 2-BALL FANG(安定性)とDFX #1(感性)の二刀流戦略で、パッティングを「超感度トレーニング」と位置づける。
まとめ:このセッティングが私とAIが導きだした最適解
最高の費用対効果: 多くのクラブを中古市場の良品で揃え、今の私にとって「高額な最新セットと大差のない高性能」な環境を実現した。
成長の持続性: すべてのクラブが「力まず、安定して振れる」という設計思想で統一されているため、今後も怪我のリスクを最小限に抑え、1年以内に110切り達成という目標を支える。
分かっている方にしてみれば、このセッティングで110切りなんて当たり前でしょ…
そう思って当然だろう。
だが、私にとって110切りは未知の世界だ。
クラブが変わっても私の腕次第でもあるから、今の私にとっては決して低すぎる目標ではない。
このセッティングは、私の身体的な課題、心理的なプレッシャー、そして合理的な効率性をすべて計算した上で導き出された、現在の私にとっての唯一の最適解である。
自身を客観的に見直し、フィットするクラブや用品を選定する。
こうした楽しみ方も、ゴルフの魅力のひとつだろう。
もちろん並行して練習を続け、改善を繰り返しているが、徐々に上向きつつある。
ただし、やはりゴルフはメンタルスポーツと言われている通り、精神状態がプレイに強く影響する。
難し仕事をやり遂げた直後、身体的にも肉体的にも疲弊しきった状態でリフレッシュのために向かった練習は最悪だった。
逆に変なクセがついてしまうという無駄どころかマイナスな結果になった。
しっかり休養することもまたゴルフなのだ。
トライアスロンでの経験が活きていないのが悲しい。
とにかく武器は揃ったから、あとは自身と向きあい課題をひとつづつ克服していけば、おのずと110切が見えてくるだろう。
自分の備忘録としても、クラブにフォーカスしてきたが、これまでのクラブ選び・紹介記事は、あくまで私に限定したチョイスだが、これから復帰を目指す方、これから始める方の参考になれば幸いだ。
以降の記事からはいよいよ実践的な内容に突入していく。














