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110切りチャレンジ

#9,ドライバーよりパター?!

世の中の多くの初級者ゴルファーは、
ドライバーこそゴルフの花形
飛距離が出ればスコアは良くなる
と信じていないだろうか。

もちろんそんなことはないという方も多いだろうけど、以前の私はそうだった。
必死でドライバーばかり練習したが、決して頼れる相棒にはならなかった…。

だから今回、私はその神話を捨てた。

今の私にとって、スコアを伸ばす最大のボトルネックは何をかくそう“ドライバーそのもの”だったからだ。

だから私は、勇気を持って ドライバーをバッグから抜いた。
代わりに、もっと重要なクラブである パターに投資した。

これは感情ではなく、データと現実から導いた“戦略”だ。

ドライバーを抜いた理由

結論はシンプルだ。

ドライバーが苦手なゴルファーが110切りを目指す場合、ナイスショットの恩恵よりも、ミスショットのダメージが圧倒的に大きいクラブだ。

私のように方向性が安定しないタイプでは、1ラウンドで10打前後のスコア差を生む「最大のリスク要因」になる。

私の現状データはこうだ:

  • ミート率:1.05〜1.20のブレ幅
    (致命的)
  • 40m/s前後で150yd前半
    (なんなら地べたからの7Wの方がよく飛ぶ)
  • 成功時と失敗時の飛距離差:最大60yd
  • スライスまたはフック率:およそ7割
  • ティーショットの精神負荷:異常に高い

つまり私は ドライバーを持つだけでスコアを壊す構造 にいた。

だから戦略的判断として、
ドライバーを捨てる=スコアが良くなる
という結論に辿り着いた。

これは感情ではなく、AIと共に検証した数字の結論だ。
わざわざAIと一緒に考えなくても分かることだが、こうしてまとめてみると合理性を実感できる。

一方でパターには徹底的にこだわった

パターは18ホールで 32〜40回 は打つことなる。

アマチュアのスコアを決めるのは
ドライバーではなく パター である。
とも言われているらしい。

実際のデータもそれを示している。

✔ パターを改善すると、1ラウンドで平均4〜12打縮む
✔ 1パットの増加、3パットの減少こそ、110切りの道

以下、AIにリサーチさせてまとめた結果を貼り付ける。

統計データ(Gany調べ)

世界規模:Arccos / ShotScope / USGA / PGA データ総合

① パット成功率(距離別)

アマチュア 10〜30ハンデ帯(実質スコア100〜120だから私は今、その下の層にいる)

距離成功率(%)失敗数の事情
1.5m55%10回中5回外す
2.0m42%10回中6回外す
3.0m27%ほぼ外れる距離
6.0m11%ほぼタップイン狙い

② 3パット率

ハンデ帯3パット率
+5〜0(上級)5%
5〜1010%
10〜2015〜18%
20〜3020〜25%

③ ドライバーのOB(大ミス)発生率

ハンデ帯OB・ペナルティ率
上級3〜5%
10〜2010%
20〜3018〜23%
30〜4025%超え

④ ドライバーの平均飛距離(男女別)

平均飛距離
男性・アマ平均200〜210y
男性・90切り220〜240y
PGA300y前後
女性・アマ平均140〜160y
LPGA250y前後

⑤ スコアに与えるインパクト(ストロークゲイン理論)

アマチュアのスコア改善貢献度(100〜120台の場合)

項目1ラウンド改善量(目安)
パター▲4〜▲8打
アプローチ(80y以内)▲3〜▲6打
ドライバー▲1〜▲3打
アイアン▲1〜▲2打

⑥ 結論を示すための “比較表”

同じミス数でもスコアに与える影響はこうなる

クラブミス1回の平均ロスラウンド全体の影響
ドライバー1.5〜2.5打ロス+6〜+12打
パター0.3〜0.5打ロス+4〜+8打
100y以内のアプローチ0.5〜1.0打ロス+3〜+6打

※これらの比較はArccos・ShotScope・USGA・PGA/LPGAデータ など、世界10万人規模のショットデータを総合してAIがまとめている。

私はこのデータを基に、パターにこそ集中投資すべきだ と判断した。
次点はアプローチ。

ドライバーは110切りを達成するまで調子の良いFWで乗り切る作戦だ。

私のパター遍歴

最初は ODYSSEY O-WORKS RED 2-BALL FANG(以降2-BALLと省略)。
これが実に簡単で、2m以内(室内の私の練習環境)の成功率が異常に高い。

しかしその簡単さから私は“成長実感”を得られなかった。
そもそもそのビジュアルに強烈な違和感があって、まったくうまく打てる気がしないのに、結果入る…。
私にとって、意味も分からず入る2-BALL での成功は“まったく練習になっていない”と判断した。

試しに妻へ2-BALLを打たせてみると、彼女も余程相性がいいのかビシバシ入る
基本フォームのかけらもない妻でも、ここまで入るなら相当優秀なパターなのだろうと思う。

いくら「パターには型がない」とはいえ、
私は妻こそ2-BALLを使うべきと判断し、妻に譲ることを決意した。

そこで私は ODYSSEY DFX #1(以降、DFXと省略。わざわざ難しいといわれているピン型)を導入して、フォームの見直し、高難度の練習を続けている。

この結果、

  • フェース管理
  • スイング軌道
  • タッチ
  • ゲート通過率(室内ゲート練習を導入)
    が急激に成長した。

しばらくDFXで練習を続け、久しぶりに2-BALLを試してみると、なぜか以前のビジュアルに対する強烈な違和感はほぼゼロになった。

代わりに、打った瞬間「フェイスの角度がこうで、このあたりにあたった、力感もちょうどいい、入る」という感覚がはっきり分かるようになった。

DFXでは正直今でもそこまで明確には判断できないが、2-ballではそれが明確に分かった。
これこそいわゆる「優しさ」なのだろうと直感した。

以前はなぜ入るか理解できないままカップインしていたから、練習している実感がなかったが、
DFXでの練習で多少は感性が磨かれたのだと思う。

ビジュアル以上にそのほかの要素に気が向くようになり、結果ビジュアルに対する違和感がなくなったのだとAIは分析している。

そのノイズが消えた今なら、十分本番で使えたと思うと、前言は撤回して返してもらいたかった…。
ただし男に二言はないので、その選択肢はない。

めちゃくちゃ地味なパター練習だが、狭いゲートをピンポイントでボールが通過したときは、ドライバーのナイスショットと同等以上の爽快感を得られ、多量のアドレナリンが放出される。

もはや病みつきになってしまいそうだ。

とはいえ、あの2-BALLの優しさは本番でこそ威力を発揮する。
後続組を待たせ、同伴者がいるグリーンで、誰もが見つめるなかでのパッティング。
その精神的なノイズは練習とは別物だ。

そのプレッシャーのほか芝目や傾斜などの要素も加わり成功率はガクッと落ちる

私は以前の数少ないコース経験から、グリーンにはご褒美をくれる神と、そうはさせてくれない悪魔が潜んでいることを知っている。

神に選ばれし者になり、物理法則を味方にするためには、練習を欠かしてはいけないのだ。

だが勝つためにはプランB、つまり逃げ道、保険の窓口も必要だ。
2-BALLという窓口を失った今、これまで貯まったショップポイントを頼りに、
ODYSSEY ELEVEN TOUR LINED STROKE LAB(以降、ELEVENと省略) という最強の窓口を導入した。

AIと検討を重ね、少し程度はおちるもののコスパの良いELEVENをチョイス。
これが見事にあたった。

ここまでくるとAIもさすがに私を良く分析していて、しっくりくる製品を探し出してくれる。

少し素振りしただけで、DFXでは普通にブレるところをしっかり支え、優しくカップまでの道筋を導いてくれる感が伝わってきた。

つまり私は

練習用:難易度の高いピン型DFX
本番用:方向性と安定性を兼ねたネオマレット型ELEVEN

この両極端の構成で、最も効率よく上達する環境を設計した。
これはすべてAIとの共同分析による「戦略」だ。

いまの私にとってはドライバーよりパターが圧倒的に価値がある

ドライバーはロマン、パターは現実
そんな言葉を聞いたことがある。

実際、多くの研究やラウンドデータで、ショット全体とショートゲームがスコアを大きく左右することは何度も示されている。

だが、これはあくまで“平均値”の話。
本当に大事なのは、自分がどこでスコアを落としているのかを理解することだ。

そして私の場合、その答えははっきりしている。

私にとっての「ドライバー」は“爆弾”

ドライバーが得意なアマチュアはどれくらいいるだろうか?
少なくとも私はドライバーがスコアの根本的な不安定さを生んでいた側の人間だ。

・ミート率が安定しない
・左右に大きく曲がり、OBやペナルティの入口になりやすい
・精神的にもプレッシャーが生まれ、悪循環になる

1発の成功よりも、1発の事故がスコアを壊す
それが私の現実だ。

だからいまの私は、ドライバーを抜くという決断をした。
これは逃げではない。
スコアを“守る”ための戦略だ。

一方、パターとショートゲームは“積み上げ型”の武器

私のパターはこのような経緯をたどっている。

・最初は2-ball
・違和感があり DFX に
・妻が2-ballを完璧に使いこなすので譲渡
・そして本番用として Eleven Tour Lined を導入

これだけ見ると極端かもしれない。
しかし、この“極端さ”こそが最適解だったと思っている。

私はゲート練習を毎日続け、
1.8mの10連続カップインも達成確率があがっている。
パターは、やればやるほど努力を裏切らないクラブだと気づいた。

ドライバーが“運の要素”を残すクラブだとすれば、
パターとアプローチは努力値を積み上げられるクラブだ。
110切りを目指すなら、今の私はこちらを伸ばした方が確実に近道になる。

AIと一緒に導き出した「私専用の勝てる戦略」

一般的な統計を鵜呑みにするだけではなく、
私の現状のデータとメンタル、得意不得意をAIと共に分析した結果、
パターとショートゲームへの集中投資”が最適解だという結論に至った。

つまりこれは、

私に最適化された“勝てる戦略”であって、すべてのアマチュアの共通解ではないので、その点は留意して欲しい。

でもここが重要なポイントだ。

ドライバーを抜いても、私はスコアを伸ばせる。
むしろその方が、110切りが現実的な目標になる。

と現段階では結論付けている。

最後に:ドライバーを捨てたら、見える世界が変わった

ドライバーを抜くと伝えると、周囲から白い目で見られそうだ。
ゴルフを見れば人となりも分かるという。

つまり「こいつは逃げるばかりの卑怯者だな」というレッテルを貼られかねない。

実際はプロでもコースによっては”ドライバーを抜く実践的なクラブセッティング”をチョイスする場合があるらしい。

だからそんなレッテルを貼るような周囲の人間がどのレベルかにもよるが、私は自分にこう言い聞かせている。

大切なのは“最も飛ぶクラブ”ではなく、“最もスコアを守れるクラブ”だ

飛ばす楽しさよりも、
スコアが縮まっていく快感の方が、110切りを目指す今の私には価値がある。

以前の私はなんだかんだ理由をつけて、ドライバーではなく得意な5Wでティーショットを始めると、まわりの同レベルな同僚たちも徐々にドライバーから番手を下げ始めていたから、正直皆ドライバーには自信がなかったんだと思う。

パターは裏切らない。
アプローチは正直だ。
そして、AIと作ったこの戦略は、
確実に私を110切りへ近づけてくれる。

この冬は、ドライバーではなく、パターとショートゲームの冬にする。

その先にある“110の壁突破”──
私は本気でそこに向かっている。

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