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110切りチャレンジ

#13,最新のクラブセッティング

110切りに向けた「最強の相棒たち」

ゴルフ再開後、私が直面した「力み」と「崩壊」の歴史は、このセッティングにたどり着くための布石だったかもしれない。

現在の私のテーマは「力感7割」。
これを実現するために、AIを使い物理的にも精神的にも負荷のかからないクラブを厳選した。

再開から3か月、様々な課題の改善をはかり、導き出したひとつの答えとして現在の構成を記しておく。
再開組の参考になれば幸いだ。

ドライバーROGUE STAR (10.5° R)
PARADYM MAX FAST (10.5° R)
FWEPIC MAX FAST 3W (15°)
EPIC MAX FAST 7W (21°)
ハイブリッド/
ユーティリティ
PARADYM MAX FAST 4H (20°)
EPIC MAX FAST 6H (26°)
アイアン(6~9i)ROGUE STAR (N.S.PRO ZELOS 7 S)
ウェッジRogue star PW
X-18 9i (PW不調時の予備)
CFX (48°)
RTX ZIPCORE (52°、エンタメ枠)
CFX (56°、バンカー深ラフ専用)
パターELEVEN TOUR LINED(エースパター)
DFX #1

2025/12月現在

I. ドライバー(1W):封印解除→安定へ

  • ROGUE STAR (10.5° R)
  • PARADYM MAX FAST (10.5° R)

かつて不安定さの象徴だったドライバーは、今や「攻めの起点」へと進化している。

  1. ROGUE STAR 1W(旧エース):
    • 再開から数か月連れ添ったこのクラブは、私のスイングの基準点だ。当初はうまく飛ばせないことをドライバーのせいにした。ティーショットの誤解とスイングが改善しレベルブローを理解した結果、ROGUE STARが完全に機能し始めた。ちょっとしたきっかけで以前のような暴れる球ではなく、見事な飛びをみせている
      しかし安定する直前に臨時収入があったことで、新エースのPARADYMを発注していたため、せっかくその良さを実感し始めた直後に奇しくもエース交代となってしまった。だからこそ手放せずにいる(笑)
  2. PARADYM MAX FAST 1W(新エース):
    • 臨時収入をつぎ込んだ新テクノロジーへの投資となった(なってしまった)。「軽量」かつ「高慣性モーメント」であるこのモデルは、ROGUE STARよりもさらにミスに強く、ぶっちゃけROGUE STARと飛距離に大差はないが私を一段階上のレベルへ引き上げるための先行投資となり、今後はこの1本がエースドライバーを担うことになった。

いずれにしてもレベルブローも知らずに「飛ばそう」として振り回していた過去と決別し、「運ぶ」感覚で振るドライバーは、もはや恐怖の対象ではなくなった。

II. フェアウェイウッド(3W,7W):当面ティーショットの主砲

  • EPIC MAX FAST 3W (15°)
  • EPIC MAX FAST 7W (21°)

FWの役割は明確だ。「攻めの3W」と「守りの7W」。この2本があれば、ティーショットによる長い距離への不安は確実に減少する。
そもそもMAX FAST系と相性が抜群の私にとって、狭いコースでの1Wに不安があるときやOBなどを回避するための精神的支柱になる。

3W(15°):リスク管理の要

ドライバーが不調な日の「絶対的安パイ」。ドライバーに次ぐ飛距離を稼ぐが、シャフトが短いためミート率は格段に高い。これが大叩きを防ぐ最大の防波堤になると信じている。

7W(21°):【主力】コース攻略のメインウェポン

私のセッティングにおける影の主役だ。 3Wや5Wほど難しくなく、UTよりも球が高く上がり方向性も問題ない。
導入後の初打でミート率1.4を超えたのが相性の良さを裏付けている。

3W以上に私のスイングとの相性が抜群で、より繊細なコースを攻める際の精密誘導弾のような役割を果たす。4Hとは飛距離的にかぶるが、役割が決定的に違うのがポイントだ。
7Wはティーショット専用で110を切るまでは狙った方向に打ち出すための主砲と位置付けている。

※ROGUE STAR 5Wもあるが、今のところ安定する7Wが上振れすると、完全に5Wが霞むので、現状はバッグから抜いている。

III. ユーティリティ(UT):アイアンを助ける飛び道具

  • PARADYM MAX FAST 4H (20°)
  • EPIC MAX FAST 6H (26°)

FWやアイアンで無理をする距離は、すべてこの2本のUTに任せることにした。

  1. PARADYM MAX FAST 4H: 比較的新しいPARADYMは、直進性が高い。ラフや傾斜地など、FWやアイアンでは難しいライからでも、オートマチックにグリーン近くまで運んでくれることを期待している。
    しかし、PARADYM MAX FASTは需要の薄い層向けの製品ではあるものの、出玉が多く他の旧モデルよりお買い得感が強いのはありがたかった。
  2. EPIC MAX FAST 6H: 軽量で振り抜きやすく、アイアンよりも高く上がるため、グリーンに止まる確率が高い。
    なにより飛距離、直進性、安定性、再現性、どれをとっても私の所有クラブ中No1を維持し続けている。この絶対的な信頼感は、7Wと双璧をなし影の主役の一翼を担っている。
    実はこの6Hこそ、私にMAX FASTシリーズのフィット感をもたらし中・長距離戦のベースを作り上げた立役者でもある。

セカンド、サードショットに安定感をもたらし、安全に100yd圏内にボールを運んでくれるのが、この2本だ。

IV. アイアン(6i-9i):寛容性の追求

  • ROGUE STAR (N.S.PRO ZELOS 7 S)

私がX-18からROGUE STARに移行したのは、「楽をするため」、「効率よくレベルを引き上げる」、この2点を重視したからだ。

  1. Zelos 7の恩恵: 復帰したばかりでX-18の重いスチールシャフトには耐えられなかった私の体に、70g台の軽量スチールは完璧にフィットした。力感7割のスイングでも、シャフトが仕事をして球を上げてくれる。
  2. 飛び系ヘッド: 払い打ちでも確実にボールを拾い上げ、ミスヒットをカバーする。「ミスってもそこそこ飛ぶ」という安心感が、スイングのリズムを整えてくれた。

今でこそ、飛ばはするものの結果がバラつく点に不満が出てきたが、それも個性と割り切ればまんざら悪くもない。
それより難易度の高いアイアンに手を出してスコアを崩すよりは100倍マシだとすら考えている。

今の段階でここを見直せば、クラブマネジメント全体を見直さなければならない。
そんなことよりさっさと目標達成することの方が私にとっての優先順位は上だ。

つまり私のレベルでは、この飛び系アイアンは十分すぎる恩恵を私に提供してくれている。

V. ウェッジ(Wedge):ハイブリッド構成によるノイズ除去

  • Rogue star PW
  • X-18 9i (PW不調時の予備)
  • CFX (48°)
  • RTX ZIPCORE (52°、エンタメ枠)
  • CFX (56°、バンカー不可ラフ専用)

ここが私のセッティングの最大の肝だ。
PW込みで4本のウェッジ体制とした。

  1. ROGUE STAR PW: は、ウェッジとは名ばかりで、これが些細なノイズになっていた。私の中では10番アイアンという扱いにして以降は、そのノイズに騙されることもなくなっている。
  2. X-18 9i の復活: かつてのエースアイアンの9番を、「100ヤード専用PW」として試しに運用してみた。ROGUE STARにはない「重さ」と「しっかりとした打感」が、縦の距離感を狂わせるノイズを完全に消してくれた。ROGUE STAR PWの違和感を消してくれたのがこの9iだ。今は「お守り」として、バックの一角に納めている。
  3. CFX & RTXの使い分け: バンカーなどの緊急時や90ヤードまでの範囲は優しいCFX(56°、48°を使い分け)として、ここ一番の鋭いスピンはご褒美クラブRTX(52°)で自己満に浸る。自分の技術レベルに合わせて道具を使い分ける。

ウェッジ戦略はもちろんあたまにあるものの、100yd圏内はムリにあげず、シンプルにPWや9iによるランニングアプローチを中心に組み立てる作戦だ。

20年前、私はここで大叩きをしたことが、スコアの悪化に直結していた。
レッスン動画やAIと改善策を模索して検討検証を進めた最適解がこの構成だ。
既に脳内でのショートゲームの完成度は満点レベルに仕上がっている。

つまりウッドもアイアンも、いかにここまで安定してボールを運ぶかを最優先した。
あとはここで精度を上げていくだけで、良い結果につながるものと確信している。

VI. パター(PT):視覚で入れる

  • ELEVEN TOUR LINED(エースパター)
  • DFX #1

パッティングに技術論を持ち込む前に、道具で解決できることは一通り確認した。

もともと人気の2-BALLを配備していたが、どうもあのビジュアルに違和感があった。
スイングのアーチ軌道も大きなノイズになっていた。
なにより、室内のマットではなんとなく打っても入ってしまうことに不満しかなかった。
だからあえて難易度が高いと言われるピン型のDFX #1を導入し、自らの問題点を洗い出した。

連続カップインや、ゲート練習を経て、随分と上達した感があったが、やはり本番ではこれに環境変数が加わると考えると、精神的な迷いがピン型の場合はそのまま反映されることに不安はあった。

なので、2-BALLではないネオマレット型のELEVEN TOUR LINEDを導入した。

しかし優しさを求めたELEVEN TOUR LINEDでは、これまで入っていたパッティングが入らなくなった。
私はその「優しさ」を完全に誤解していたからだ。

ELEVEN TOUR LINEDの優しさは、決して適当に打っても入ってくれる優しさではない。
2-BALLの優しさとは別次元のものだった。
これに気づいて、DFXと同様に、真剣に向き合ったことで解消された。

今だからこそ、ELEVEN TOUR LINEDは優しいパターと言い切れる。

これでELEVEN TOUR LINEDはエースに昇格したが、やはりDFXのフィーリングが忘れられず、まだバッグから抜けないでいる。

いずれにしても、パターは必ず必要なクラブだ。
だからこそ、この2本で集中した練習を継続している。

本番でエースがこけた時に頼りになるエース級のスーパーサブもいる、心強い体制ができている。

まとめ:私なりの「110切り」仕様

コスパを追求した私のクラブセッティングに、見栄や無駄は一切ない。
どれも明確に役割をもったクラブだけを採用している。

最近のドライバーから20年前のアイアンまで、すべてが「今の私の技術」に合わせて最適化されている。

ハイブリッド/ユーティリティがもたらしたドライバー/FWの安定化、X-18の再登板、そして完璧なウェッジ体制。

あとはこの相棒たちと、ベストスコアを更新するだけだが、いつになるか未定のコースデビューが待ち遠しい。

110切りチャレンジ
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