ついにトライアスロンデビュー! 無事完走?!タイムは?
レース前日までしっかりお仕事で予定が埋まっていたGanyさんですが、大事なことなので先に書きます、ついにトライアスロンデビュー、無事完走を果たしました!!!
素直に嬉しいです!
タイムは遅いけど3時間20分台前半、目標の3時間30分を上回り自分なりに満足のいく結果。
参戦したのは、近場の山形県酒田市で開催されたおしんレース(オリンピックディスタンス エイジの部)。
約半年前からこの大会にターゲットを定め、トレーニングを積んできました。
つい先日震度5の地震に見舞われた酒田市、大会の開催自体が危ぶまれましたが、運営側の惜しみない努力の結果、万全の安全対策を喫したうえで決行がアナウンスされました。
このところ雨続きでレース当日も予報通りの雨(前日は秋田にいましたがバケツをひっくり返したかのような大雨)でしたが、海は穏やかで風雨も危険を感じるほどではなく無事開催。
※雨天につき写真はほぼ撮ってません。晴れててもテンパってて撮れなかったとおもわれますw
ぼくはトライアスロン専用バッグなんてシャレたモノは持ってないので、トレッキング用のバックパックに、ジップロックで小分けしてパッキング、防水対策はバッチリです。
前日の選手受付には間に合わなかったので、当日朝に受付することに。
普段早起きなのに今日に限って見事に1時間寝坊し、会場の未舗装駐車場で泥沼と化した水たまりを相棒IDOLを担いで猛ダッシュ、ギリで無事受付終了。
この時点で無駄に泥まみれ…シクロクロスかよwww
受付完了後、すぐに競技説明やらスイム会場へ移動の指示があり、自業自得ですが全く心に余裕が持てません。
このレースは、バイクとランのトランジットが分かれているため、まず本部近くにあるランのトランジットエリアにシューズ類を置きます。
バイクで5分ほどのスイム会場に隣接するバイクトランジットエリアに移動後、残りの荷物を予め用意されていたカゴに入れウェットスーツを着用し早速試泳。
降り続く雨で2つあるトランジットエリアはどちらも泥の上に荷物を置くしかなく、もはや晴れて欲しいなんて祈る気も失せました。
試泳後アンクルバンドが配布され、装着して入水チェック。
そして開会式が始まり競技開始。
スタートはウェーブスタート、エイジ40〜50代の部のぼくらは第2ウェーブでした。
天候は変わらず雨、水温22度、キンチョーする間もなく8:32いよいよ第2ウェーブスタート!
好調に集団についていくも、皆さんのペースはあきらかにぼくにはオーバーペースw
気づいてすぐにペースを落とす。
集団からジワジワ遅れ始める。
途中、同じペースの選手もいなく、単独でしばらく気楽に泳げましたが、2ヶ所あるコーナーのブイ付近はどうしても他の選手達が集中するのであちこちぶつかり蹴られまくる。
噂には聞いてましたがコレかw
一周まわって追いついてきたトップ集団と後発組のアタックを華麗にいただきながらマイペースを貫く。
なんとここで早くも尿意が…
後半に向けて少しでも時間を稼いでおきたいので、すこしばかりガマン。
ウェットスーツが擦れて首がヒリヒリします。
ワセリンの塗りが甘かったかな?
1500mを泳ぎきり陸に上がる頃、後ろを見渡すとほぼ他の選手は見当たらず…想定内ですw
ただ、1番心配していたスイムをクリアした時点で完走はイケると確信しました。
無事予想タイム(40分)の範囲内でスイムパートを終えてトランジットへ。
事前に何度もイメトレを繰り返していた(ウェットスーツの脱衣には予定通り苦戦しましたが無理やり脱ぐしかないw)ので、スムーズにバイクパートへ移行できました。
走り出してすぐに井村屋のスポーツようかんを補給。
今回、バイクはほとんどトレーニングしてません。
が、愛車は雨でも絶好調をキープ、トラブルもなくウェット性能を重視したピーゼロVELO S4はしっかりグリップしてくれます。
全行程路面コンディションはウェット、折り返し地点のブレーキは当然雨で効きが悪いので細心の注意をはらい早めに減速。
長距離の横風区間も想定通りにやや強めの風が吹いていて、向かい風時は極力エアロポジションをキープ、ローハイトなレーゼロはあまり影響を受けませんでした。
ディープリムなんて履いてたら体力を奪われて完走も怪しかったかもw
我ながらナイスセッティングw
しかし上位選手の中にはディスクを履いてる猛者もちらほら…漢デス。
ランに脚を残すよう力まないつもりでしたが、どっちみちランはボロボロなので、予定通り極力30km/hペースを維持、バイクが得意ではない選手をごぼう抜きしトップ集団には周回遅れにされつつスイム同様ほぼ予測通りのタイム(1時間30分以内)でクリア。
残すはランのみ。
今回レースシューズは、クッション性を重視してナイキの2足から エアズーム ボメロを選択。
とにかくバイクで脚がズタボロになることを想定して、手持ちのシューズの中でもクッション性に富んだオデッセイ リアクトかボメロが候補でした。
ぼくはミッド~フォアフット着地気味なので、この部分のクッション性を最重視し、ボメロに決定。
トランジットエリアから走り出した瞬間、疲労してふらつく上にドロッドロな足元の悪さで転倒w
またしても顔面から全身泥まみれ。
もしかしたらGT-2000の方が安定して走れたのかな?!
もはや見てくれなんてどーでもよく雨が洗い流してくれるのを期待して再スタート。
が、事前にイメージしていた通り全く走れないw
てゆうか、予想以上に走れない…。
落ち着くまで着地を意識して超スローペースで足元の感覚回復を待つ。
そろそろトップ集団が続々とゴールする中バイクで追い抜いた皆さんや、リレー、スプリントのフレッシュな皆さんにガンガンまくられるw
制限時間まで2時間弱、遅くても走り続ければ目標は達成するので無理せず自分のペースを貫きます。
この辺りから晴れ間が見えはじめ気温も上がってきた。
スイム時から催していた尿意は、もはや限界に近づいているものの、このままイケれば目標タイムの3.5時間を切れる!
トイレに立ち寄ったらパフォーマンスが上がる可能性はあったけど、手間取ってタイムロスなんてことになれば3.5時間切りが怪しくなるので膀胱様には限界を超えてガマンして頂き、とにかく前進あるのみ。
足元は若干回復したもののスピードアップはできずエイドステーション毎に給水とスポンジで両足をアイシングしながらスローペースで走り続けます。
残り3km地点でいよいよ足腰が悲鳴をあげ始める。
とっくに右膝の爆弾は爆破済み、これをかばって左膝も痛み始め、股関節やら足首の痛みも強まる一方。
左右交互に襲ってくる膝痛をこらえ気力を振り絞ってまだ生きてる腕を振る。
この作戦が効いてるのか、脚はまだ止まらない。
故障上等!
家族や周りの皆さんに協力して頂いたこの半年を無駄にするわけにはいかないんです!
残り1km地点で足の裏も痛み出す。
疲労で足がつりそう…。
3.5時間切り目前、身体は反応しないけど気持ちだけはラストスパート!
そして念願のゴールテープに飛び込んで
フィニッシュ、タイムは目標の3.5時間切りを達成。
今大会はエントリーし忘れて欠場した知り合いwが労いの言葉をかけてくれました。
家族もこれなかったので何気に嬉しいです。
ソッコーでトイレに駆け込み用を足す。
限界を超えて踏ん張ってくれた膀胱様にも感謝ですな。
後はゴール地点に用意された無料のスイカやメロンをガツ食いし、カレーライスを2杯頂く。
今回のチャレンジを決意させてくれた知人は体調を崩していて、ろくにトレーニングも出来ないまま出場したにも関わらず、普段からフルマラソンやロングにも出場しているだけあって今大会も無事完走。
さすがですw
初参戦、完走、目標タイムクリア、手前味噌ですがぼくなりに十分納得できる結果を残せたレースでした。
コレで堂々と、
「トライアスロンに挑戦します」
↓
「トライアスロンやってます」
と言えますw
一応笑える程度に体力も回復し、ドロッドロになった装備一式を回収し帰宅。
早速戦友IDOLを洗車整備して、装備一式を洗濯、何気に1番キツいバツゲームみたいなもんですが、やはりこの過酷なレースを共にした装備類は靴下からパンツに至るまで愛着が湧いて、レース前以上にキレイにしてあげようと半日かけて洗濯しました。
一夜明け下半身は使い物にならず…
まーコレも想定内なので、今日は仕事を入れていませんw
本音は家族に頑張る父の姿を見せてあげたかったけど、同日サッカー少年達は地区大会があったので嫁氏と子ども達には見せてあげることができなかったのが悔やまれます。
初めてのトライアスロン、今大会を通して身体面ではもちろん、精神面でも大きく成長できたと思います。
目標を持ってこんなに運動を頑張ったのは、この歳にして生まれて初めての経験だし、結果も出せた。
軒並みな表現ですが家族の協力なしには実現できなかったのはもちろん、選手が競技に集中できるよう企画から会場準備、当日の運営に至るまで奔走してくれた関係者の皆さんの協力があってこそ得られた、貴重な経験でした。
大会スポンサーの皆さんと運営スタッフさん皆さんには、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
これにて念願だったトライアスロンデビューは閉幕です。
今大会出場のきっかけであり、ご一緒してくれた知り合いから8月末に福島県で開催される「うつくしまトライアスロン」にもお誘い頂いてますが、ちょっと悩んでます。
だって経験上、このダメージの回復には1ヶ月はかかりますw
身体もできてないし今まで何も運動してこなかったツケが回ってきていて、回復後トレーニング出来たとしても、年老いた今のぼくにはスパンが短すぎる。
現実的に難しいかな…。
もう少し回復具合を見てから判断しようと思います。
誘ってくれてる本人は、ぼくよりかなり年上ですがw
ウチの近所にはさらに年季の入った有名なトライアスリート(ムスコくんの同級生のおじいちゃん)もいらっしゃいますが、孫もいるのに現役バリバリのトライアスリートとかカッコ良すぎw
いずれはぼくもそうなりたいものです。
半年もかけて自分を磨いたのはTOEICチャレンジ以来かな、
よくやったオレ氏!
[追記]
フィニッシュ後会場に張り出された速報にはぼくの名前がなく、まさか失格?と不安に感じていましたが、ペナルティや失格を直接言い渡されてないので、あくまで速報であって大丈夫…と自分に言い聞かせていました。
後日、まったく別件で実行委員会のメンバーさんにお会いする機会があったんですが、完走おめでとうございます!との嬉しいお言葉を頂きました。
公式のリザルトにもしっかり載ってたので一安心したGanyでした(苦笑)