スイス・フランス旅行記 Vol1
今更ですがあけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。
どうも、Ganyです。
使い道がなく貯まっていたマイルの有効期限が切れ始めていて、これはマズいと普段苦労をかけている嫁氏を連れてスイス・フランスに行ってきたので、その貧乏旅行記を綴ります。
まず予備知識として、スイスはドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインと国境を接しています。
スイスの公用語はドイツ語(スイスドイツ語)、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4言語!
同じ国なのに地方によって言葉が違う点が面白いですw
スイスのフランス側は当然フランス語圏でフランスの文化を感じます。
またフランスはEU加盟国、スイスはEUに加盟していませんが、シェンゲン協定に加盟してるので国境越えはフリーパスです(たまに検問をしています)。
またスイスとフランスでは使用通貨が異なります。
スイスフランス国境付近は相互使用可能な場合がほとんどですが、国によって「支払いはどっちでもいいけど、おつりはスイスフランになるよ?」とか「ユーロになるよ?」って対応になると思います。
今回決済は基本カード払いにしますが、少額決済や強盗対策wなどで小銭が必要なときもあるので、予め国内で最小限の両替(日本円でユーロ2万、スイスフラン1万)はしていきました。
この時、特に目的がない、またはほぼ現金決済するなど特別な場合を除いてあまり大きな紙幣にせず、少額紙幣で両替してもらうのは他国へ行く場合もセオリーです(特にチップの文化がある国)。
スイスはそこまで治安も悪くないようですが、フランスは他のヨーロッパ諸国並みに軽犯罪も多いらしいのでより注意が必要です。
一部ではアジア人を狙った犯行も目立ってるようです。
実際に差別を感じないこともありません。
いずれも以前仕事で訪れていて、そこまで不安はありませんが日本のようにはいかないと油断せずに挑みます。
が、南米の方がやばかったですw
ではいよいよ出発です。
今回、国内線はANA、国際線はUAEのアブダビ空港をハブとするエティハド航空を利用しました。もちろん使えるところは全てANAマイルを使用しました。
なぜエティハド航空?
実はぼく、サッカープレミアリーグのマンチェスターシティFCサポーター(シチズン)。
そのメインスポンサーがエティハド航空で、どうせ行くならサポーターとしてチームに貢献しとこうとエティハド航空を選択しました。
スターアライアンスメンバーではないけどしっかりANA提携の航空会社なので一部マイルも使えます。
が、渡航直前に中東情勢が一気に緊張感が高まり、エミレーツ航空など同じUAEや中東を拠点とするキャリアは欠航やら迂回措置などで大混乱。
そんな中エティハド航空は何事もなかったかのように通常運行w
逆に大丈夫か?と不安になりました…。
※コロナウイルスが猛威を振るい始めたのはこの旅行の直後。
貧乏なぼくらは全線エティハド航空のエコノミーでしたが、LCC並みの低価格な割りには十分な内容。
ネット上ではビジネスクラスは概ね高評価、エコノミーは低評価が目立つ両極端な口コミが多かったんですが、そもそもエコノミーに多くは望んでないので、ぼくはしっかり満足できました。
なんだかんだでロストバゲージもなく結局無事に往復できたので感謝です。
経由地となるハブ空港、アブダビでトランジット中はスポーツバー内でマンCのゲームが見れて幸せなヒトトキを過ごせました。
もう少し時間に余裕があればアブダビ観光したかったな〜。
往路はアブダビまでは順調、アブダビ空港が豪雨で空港内の至る所が冠水し、荷物の積込が遅れたこともあって、1時間遅れで出発。
今回の発着地となるジュネーヴには遅延したまま到着しました。
ちなみにジュネーヴに来るのは2度目。
勝手知ったる空港なので、スムーズにレンタカーブースに移動し手続きを済ませてクルマを受け取ります。
今回のパートナーは ミニです。
フランス、スイス(ヨーロッパ全域?)では余程運転に自信があるか大荷物や大人数でもない限り、コンパクトなクルマが便利です。
道は狭いし、街中の路上パーキングはスペースがきっつきつなトコも多いので、大きいクルマは不便。
下手すると明らかにごっつんこして駐車してるうえに、これしか空きスペースがないのにどうやって出るの???
な状況を頻繁に見かけます。
で、郊外の道路は制限速度が90kmなんてことも珍しくなく特にフランスはおじいちゃんもおねーちゃんもかっ飛んでる(日本比、そもそも郊外は制限速度がすでに高速)ので注意が必要ですw
長時間のフライトで疲弊しつつもその足で、のんびりレマン湖一周に向かいました。
電車でまわるのもいいんですが、今回は行き先をかなり盛ったので、自由のきくクルマの旅にしました。
実にタイムリーですが今年はオリンピックイヤー、東京オリンピックも控えてますがレマン湖畔の街ローザンヌには、日本でもお馴染みのIOC国際オリンピック委員会の本部があります。
ちょうどローザンヌ ユースオリンピック開催期間中で、各国代表ジャージを着た団体様ご一行で賑わってました。
ぼくらもオリンピック博物館を訪れ、ひと足先に本番オリンピックムードを楽しんできました。
※後に東京オリンピック延期決定…
そのあと定番観光スポット、スイス随一と言われるレマン湖畔の古城、シオン城を観光。
中世に想いを馳せます。
さすがに疲れてるので、街並みや景色を楽しみながら、のんびり一般道を走りこの旅の拠点となるフランス アヌシーを目指します。
田舎道をのんびりと言ってもフランスに入ってからは皆さんバンバン飛ばすので、流れに乗るしかありませんが…。
ちなみにスイス国内は交通ルールが厳しいので、無茶をするドライバーはあまり見かけませんがフランスは一変してあおり大国、がんがん車間距離を詰めてきます、上等です。
元あおりトラック野郎の血が騒ぎますが、ここではよそ者なのでおとなしく道を譲りますwww
ヨーロッパにはラウンドアバウトという日本では珍しい信号のない交差点がそこら中にあって、慣れるまでは戸惑いますが慣れればこれほど効率が良い仕組みはないように思います。
有名なのが凱旋門をぐるぐる回るアレです。
途中何度かナビのルートから外れ、完全に地元の生活道路に迷い込みましたが、これはこれで楽しいものです。
アヌシー中心街のホテルはパーキング無しか近隣の有料パーキングを利用しなければ行けないので、手配したのは敷地内に無料パーキングがある郊外のホテル。
翌朝はホテル内のレストランが始まる前に出発するので、カルフール(スーパーマーケット)によって朝食を調達してからホテル入り。
チェックインして荷物を整理し、ホテルのそばにあるレストランで夕食です。
嫁氏に気を利かせてフランス料理のコースをオーダー。
ウェイターは慣れない英語で必死に対応してくれて好印象。
ぼくも前回よりはフランス語を学んでおきましたが、なんだか以前より英語で対応してくれる人が増えてる気がします…。
料理がテーブルに並び美味しくいただき始めたのですが、嫁氏は浮かない表情。
お口に合わないのと疲れでぐったりしています…。
ぼくは美味しくいただいてるのですが、ぼそっと「マックでよかったのに」と呟いてました。
ほぼ口をつけずにフィニッシュした嫁氏、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
※高かったんだけどな…
ホテルに戻ってシャワーを浴びると、その日は2人とも即寝。
お互いにいつ寝たのかすら覚えてないほど疲れ切ってたようです。