4年間ジュニア サッカー(スポ少)を撮影してきた愛機、Sony α6300 + SIGMA 100-400mm 現役引退
どうも、Ganyです。
どーでもいい話ですがスポ少でカメラマンを担当して通算4年、愛機α6300とシグマの100-400mmライトバズーカは昨日の大会をもって現役を引退します。
※こっそりジュニアーユース年代でも順当にカメラマンをさせられました…
屋外スポーツの撮影は望遠レンズが必須、一時期はフルサイズ(A7Ⅱ)で挑んだものの、クロップしてAPS-Cと同じ画角にすると成果はあまり変わらなかったので、より軽量コンパクトで連写速度も早いα6300ばかり使ってました。
カメラマン担当と言っても画像の使途は、最終学年の卒団記念アルバム製作用と、観戦に来れない保護者さんに向けてLineにアップする程度。
画質もそこまで求めてないし、この旧世代のカメラでも必要十分な性能でした。
毎週末のように試合があって、Lineにアップするのに選別するのが大変なのと、たいして変わらない同じような連写画像を1000〜2000枚もアップしたところで誰も見ません、というより見きれません。
なのでピンポイントでタイミングを見計らい単発で、
もしくは数枚だけ連写して都度その中から1枚だけを残し他は削除、極力厳選して枚数を抑えるよう工夫してました。
そしてまたファインダーを覗く(ファインダー内でも画像を確認できるけどカメラを一時でもおろしたいw)の繰り返し。
まわりの皆さんは激連射パシャパシャで奇跡の一枚を狙っていましたが、ぼくのスタイルではオーバースペックな連写性能はいりませんでした。
これだと、
帰宅後の選別作業が大幅に短縮されます。
ただファインダー越しの狭い画角でしかゲームを見れないので、ボールホルダーの動作や表情から次のプレーを予測してピントを移動しておくのが忙しくて、現地にいながらも今どっちがリードしてるかくらいしか展開が分からないのは辛かったw
撮れた写真が気に入って、引き伸ばして飾ってくれてる親御さんもいらっしゃったり、毎回気が抜けません。
ウチの次男もいよいよ最終学年、昨日は今年最後の屋外サッカー大会でした。
天候は晴れたと思えば大雨警報がでたりカメラには過酷な環境。
毎回チームテントの設営やら子ども達のケアやら監督コーチ陣の食事の手配やら、別の会場の試合に行ってる長男の送迎などやる事が多すぎて、撮影の準備もままならないのが仕様。
雨の日はもちろん選手優先なのでぼくの機材なんて誰一人心配してくれることもなく、雨晒しになってることもあります…。
たまに気の利く親御さんが雨にぬれないところに移動してくれてると本当にうれしかったw
当然機材が壊れれば自己負担で修理、そうならないよう遠く離れた駐車場の車内に置いといて、いちいち撮る時だけ持ってきて、撮り終わればまた早々に車に保管することも多々ありました。
大雨警報発令中に設定を変える間もなく一瞬で土砂降りとなった際の1枚、もはや日常茶飯事。
その苦境を乗り越えいざ撮影に挑むも、チェア持ち込み禁止の会場だと当然ながら手持ち撮影。
ぼくの機材はバッテリーグリップも追加していて小型軽量といはいえレンズ込みで約2kg、ライトバズーカはスポーツ撮り向けではないけど、これでもコスパに優れた、かなり優秀な望遠ズームレンズだと思う。
が、ピンとこないかもしれませんが2kgといえば2リットル満タンのペットボトルとほぼ同じ重さ、これを手持ち撮影するとなるとジュニアサッカーの1試合40分でも正直ガチで痺れます。
1試合ならまだしも、U-10、U-12交互に4試合連チャンの時はまさに地獄。
2リットルのペットボトルをほぼ同じ格好で長時間支え続けるとか、どんな罰ゲームですか?
※三脚とかつかえばいいのだけど、とにかく色々邪魔になるので持ってきません。
(基本、晴天昼間のサッカー撮影はシャッタースピードの問題でブレることはないです)
ハーフタイムでほかの親御さんがあーでもないこーでもないと談笑してる中、ぼくは1人静かに体力回復と余計な画像の削除に励んでました。
仕事なら仕方ないですが、あくまでもボランティア…。
「いつもいい写真ありがとうございます!」
ほかの親御さんから頂くその言葉だけが救いでした。
ひきの画はそれぞれのスマホでとって頂き、ぼくは望遠ズームレンズを活かしスマホでは撮れない子ども達の表情や臨場感のある画を意識して撮ってるつもりなので、それには皆さん満足してくれてる様子。
まあレンズがあれば誰でも撮れるんですけどね。
それでも4年間やってきました、もはや体力の限界を感じますが、それも昨日で終わり。
ぼくの中でひとつの区切りです。
ひとつだけスポ少ジュニアサッカー撮影時のポイントをお伝えするならば…
ポイント:被写体の個性を活かし、いかに労力を抑えるか!
正直、画質はそこそこでオッケーです。
パパママカメラマンはプロでもないしダレも「この髪の毛の質感がたまらない」とか気にする人はまずいません。
そんな方は自分で撮るか、プロに任せます。
それよりも日頃から我が子と同じ日々を過ごしてきた子達だから、その子の長所や短所もある程度は分かるはず。
それを意識して撮っていると、素敵な写真が撮れたりします。
子ども達もプロモデルじゃないから、正直狙って撮れるもんじゃないけど、
露出やコントラスト、ノイズがどうこうじゃない!
親御さんも、別に白飛びしてようがつぶれていようが、そんな写真のあら探しなんてしません、写真としては破綻していても、見る方によっては最高の1枚な時が往々にしてあります。
ある時、「写真すごい良かったー引き延ばして印刷していい?」という親御さんがいました。
もちろん全然オッケーなのですが、「それめっちゃブレてますやん?!」という写真だったなんてことも日常茶飯事でした。
だから、画質や構図、機材がどうこうより、被写体が最高に輝く1枚を撮影することを意識すれば、奇跡の一枚が結構高確率で撮れたりするので、ぼくはこの点をかなり意識してました。
もう一点大事にしてたのは労力を最小限に抑えることです。
ウチの学校のように、親がクラブ活動を多面的にサポートするスタイルも少なくないと思いますが、撮影だけに労力を割くわけにいきません。
まして兄妹がいれば、手間も倍。
これが負担になって、仕事や日常生活に影響しないよう、極力手間を省き負担を減らすように工夫してきました。
たとえば持ち物も、当初カメラは広角用と望遠用に2台用意し三脚やら予備バッテリーやら撮影機材だけで相当な量を持ち込んでましたが、最終的にカメラは望遠用の1台だけ広角撮影はスマホで済ませ、三脚すら持っていかず、撮影グッズは最小限に抑えました。
ファイルフォーマットも最初はRAWで撮って現像して、すこしでもブレたりつぶれたりしてるのは弾いてなんてやってたけど、jpeg撮ってだしにして
画質よりスピード最優先にしてからぐっと負担が減りました。
現場で一番役立ったアイテムは、カメラ用に一枚用意していたPUMAのスポーツタオルかな笑
急な雨の際にカメラの簡易的な防水対策になったし、かんかん照りの際は熱対策の日よけにもなり、汗水もしっかり吸収してくれて、普通の用途でも使えたから。
これからもサッカーの試合は続くけど、今後は我が子だけを数枚撮る程度、とにかくこの過酷な6年を共に過ごした愛機、α6300とシグマのライトバズーカにはお疲れ様でしたの思いを込めて、丁寧にクリーニングしてあげました。
冬季間は感度のメリットがあるフルサイズ機のα7Ⅱ+明るいレンズでフットサル撮影になります。
こいつは、より連写速度が遅い旧世代機ですが経験上これで十分。
重さはたいして変わらないけど、雨風に晒される事がないだけ幸せですw
基本着席しての観戦なので、立ちっぱなしじゃないのも素敵です。
近年コロナの影響で屋内フットサル大会はなかったけど、今年度はあっても春まで。
もう少しがんばって完全に引退したら、次は何を撮ろうかな、また風景でも撮りたいなあとまもなく突入する老後に思いを馳せる高齢カメラマンパパでしたw
追伸:冒頭にも追記した通り、その後数年ジュニアユース年代(U-15、中学生)でも続ける羽目に…
ちなみにジュニアユース以降はピッチも大人用と変わらなくなる(広くなる)ので、400mm(35mm換算600mm)では足らんケースも増えます、要注意w