マジで今さらSONY α7iiを買ったわけは?
どうも、ただでさえ忙しい時期にWin10のふざけた更新のおかげで土日も無休どころか昼休みすらお呼び出しを受けてるGanyです。
こんなご時世でお仕事があるだけありがたいのですが…。
さて、コロナの影響をモロに受けてる感抜群なデジカメ業界ですが、タイトル通りかなり今さら型遅れの新品SONY α7iiを買いました。
α7iiは2014年にリリースされ、フルサイズ ミラーレスカメラで動画志向なユーザーも取り込み一世を風靡したソニー α7の後継モデル。
新型のウワサもちらほら耳にしますが、α7iiはすでに数世代前の型遅れ品(とはいえ現時点では初代α7すら現役、新品で手に入ります)。
お手頃価格な新世代エントリーモデルα5?(後日α7cとなってリリース)が近々発表されるらしいのに、なぜ今このタイミングであえてα7ii買ったのか?
そのわけをご説明致しましょう。
新型に興味がないわけではないんですが、現在ソニーはキャッシュバックキャンペーンを展開中で、α7iiは新品と中古(並〜美品)の価格差がほぼない状況です。
これに販売店の下取りキャンペーンを上乗せすると、実質8万弱でフルサイズ ミラーレスが手に入るのですからかなり魅力的でした。
下取りはこれまでサブ機だったα5100。
元々ドローンに搭載していたのですが、導入後すぐにすこぶる使い勝手が良い機体が登場し、あっという間にカメラ性能もガンガン向上、わざわざこのカメラを吊るして飛ばす必要もなくなり、ほぼ使用することもなくサブ機として美品状態をキープ。
おかげで査定額もマックスでしたw
以前Nikon党だったぼくですが、当時はフルサイズ機を所有していたもののソニーへシステムチェンジした際に全て手放し、手元にあるのは↑のα5100と、メインで使っているα6300(これまた不遇の骨董品)。
いずれもAPS-C機。
α6300は概ねネットで見かける評価通りの使い勝手ですが、ぼくは十分満足しています。
4k動画撮影時、熱で緊急停止すること以外はwww
ぼくはいわゆる定番の標準ズームレンズはほぼ使いません。
ズームレンズ自体も好きではなく、その焦点距離なら単焦点レンズを使うので、APS-Cでもぼく的には満足できる画質が得られるし大袈裟に言えば普段のスナップ程度なら今時のスマホで十分です。
望遠ズームはむしろ多用するのでAPS-C機はコスパも良く、画角的にもぼくの用途ではベストな機材。
今後もきっとα6300がメインになると思います。
とはいえ下手にフルサイズの画質を経験しているので物足りなさを感じているのも事実。
プライベートで子どもや犬猫を撮る分には画質は良いに越したことはないけど、高画質=大容量なのでものすごくストレージを圧迫します。
なのであえて画質を落としてる現実もありますが、業務利用となるとやはりAPS-C機では力不足を感じる場面も多く、都度知り合いのカメラマンやレンタル屋から機材を借りることもあります。
※無駄に必要以上の機材を求められる場合も多々あるのです…
レンタルの場合、田舎住みは大都市圏から送ってもらうことになるので、それだけでも割高、往復含め数日借りるとなるとレンタル料もバカになりません。
そんな折にこの魅惑のキャンペーンですよ、下手したらそのまま転売して儲けすらでますなワハハハw
いやいや勿体ないっ!
型遅れだろうとこの価格でフルサイズ機が手に入るなら費用対効果は抜群です。
話がちょっとビジネスよりになってしまいました…。
なんだかんだ言ってもフルサイズ機が手元にある安心感は精神的にも落ち着きます。
今後低価格な新型フルサイズ機が出るとしてもエントリーモデルなので、たとえばフルマニュアル撮影不可とか機能面で満足できない可能性も高いし、みんな大好き?!α7iiiも検討したんですが価格は現時点でα7iiの倍…。
専業カメラマンでもないしそんな大金は回収する見込みもなく、かと言ってより安価なα7には本体の手ブレ補正機能がなく、せっかく手にれたとしても軽くてフルサイズであること以外魅力はありません。
α6300は発売直後に手に入れたもののわずか半年後には本体手ブレ補正機能を搭載した上位モデル、α6500がリリースされ苦渋をなめた経験を持つぼくにはα7iiがベストな選択でした。
ってことで、今さらα7iiを購入した次第ですwww
早速手ブレ補正機能なし単焦点で安く画質もそこそこ良い、いわゆる撒き餌レンズ、50mm f1.8 SEL50F18Fを装着しα6300と比較するために愛犬を撮ってみました。
背景汚くてすみません。
↑α7ii
↑α6300
そこまで厳密に設定は合わせてないんですが、
いずれも露出はF2.8、1/60、ISO1250。
ここにアップした時点で画質は自動的に落ちるので(仕様)大差ないように見えますが、実際画質はα7iiに軍配。
同じ暗い室内環境でもα7iiは暗部まで自然な階調を保ってるのに対しα6300は明暗がはっきりしていて暗部はつぶれてる部分が多い。
この通り絵的にはフルサイズのアドバンテージがある分α7iiが有利ですが、動体AFなどイメージセンサー以外を総合的にみれば後発のα6300の方がぼくの用途(スポ小記録班w)的には優れてるんじゃないかなとは思います。
ボディサイズはファインダーがある分α7iiが大きく、手ブレ補正機能の分重い気がしますが、ぼく的には大差ないです。
試しにシグマのマウントアダプター+ライトバズーカをつけてみましたがα6300同様レンズのデカさに敵いませんでしたw
そもそも腕が伴ってないので使いどころさえ間違わなければ骨董品で十分、たとえばポートレートや屋内撮り、ブツ撮りや景色なんかは、まだまだα7iiの良さが活かせるんじゃないかなと考えています。
(腕が伴わない分機材で補う説もありますw)
こだわった本体手ブレ補正機能がどこで活きるかわかりませんが、腕が伴ってない以上ないよりあることの安心感は捨てきれません。
もしこれからα7iiを買おうか迷ってる方は以下参考にしてください。
今さらα7ii、こんな方にオススメ
- とにかく安くフルサイズミラーレスが欲しい
- 本体手ブレ補正機能も欲しい
- 性能は価格と古さで割り切れる
- 難易度の高い撮影はしない(もしくは腕でカバーする)
多くは求めずサブとして、もしくはとにかくフルサイズが欲しい方限定ですが今ならギリでコスパの良いオススメのカメラです!
逆に特に性能に関しては、すでにα6300と同等以上の機種をお持ちなら、フルサイズじゃないとダメとか特段のこだわりがあるかサブとして割り切れない限りオススメは出来ません。
今お使いの機材以上にはなりません、もう少し予算を割いて、より新しい機材をお求め頂いた方が幸せになれると思います。
もしくは良いレンズを買い足す方が良いかもしれません。
(ちなみに↑の条件で本体手ブレ補正機能が不要なら、α7で十分なのでさらにリーズナブルにフルサイズミラーレスカメラが手に入ります。)
そんなわけでα5100を8万払ってアップグレードしたものと割り切って、今さら感満点なα7iiをゲットしたお話でしたw
画質には満足してるので、
「むしろα5100で十分じゃねーの?」
というご意見は認めません、悪しからず…。